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塩害から構造物を守る
溶融亜鉛めっき鉄筋

Galvanized steel bars for concrete reinforcement protect structures from salt damage

溶融亜鉛めっき鉄筋とは

溶融亜鉛めっき鉄筋(以下めっき鉄筋)は、JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」に規定される機械的性能を保持しながら
普通鉄筋(黒鉄筋)の耐食性を向上させる利点があります。
一般財団法人 日本建築センターの評定を取得しており、建築材料としても利用できます。

溶融亜鉛めっきについて

溶融亜鉛めっきは、亜鉛によって鉄の表面に皮膜を作り、鉄の表面が化学反応を起こさないように空気との接触を遮断することによって
さびから「鉄」を守る技術で、他の表面処理法では得られない高い防食効果があり、「鉄」に対する最も優れた防錆法と評価されています。

保護皮膜作用グラフ

1.保護皮膜作用

鉄素地の上に密着性の良い連続した亜鉛皮膜を作り、外部の腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たします。 空気や水を通しにくく安定した性質を持っています。

犠牲防食作用グラフ

2.犠牲防食作用

亜鉛皮膜が欠損して鉄素地が露出しても、その周囲の亜鉛が「鉄より先に溶け出して」電気化学的に保護するため、鉄をさびから守ります。 塗装皮膜またはクロム、ニッケル、錫などの金属皮膜にはこのような作用はありません。

めっき鉄筋の特徴

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01. 塩害対策

めっき鉄筋は、通常の普通鉄筋と比べ、海塩粒子などの塩化物に対して、耐食性倍率が3~4倍向上するとの報告があります。

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02. 腐食対策

めっき鉄筋は、鉄よりも腐食電位が低い亜鉛と鉄-亜鉛合金層の強固な皮膜で覆われているため犠牲防食作用が働き、塗膜を被覆させた鉄筋(以下エポキシ鉄筋)と異なり、皮膜の不具合で局部的に腐食することはほとんどありません。

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03. 耐加熱性

めっき鉄筋は、耐加熱性に優れ、鉄筋が加熱されても、エポキシ鉄筋のように皮膜の軟化や炭化がなく、火災などの加熱によるコンクリートとの付着が低下するといったリスクを低減することができます。

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04. 低コスト

めっき鉄筋はエポキシ鉄筋と比べ表面処理が容易であり加工費用が安くなります。また、コンクリート中に含まれる水酸化カルシウムと亜鉛の化合物がコンクリート中に浸透し、めっき鉄筋とコンクリートとの付着力を黒鉄筋よりも増加させることが知られています。

construction

05. 取り扱い

めっき鉄筋は、一般的な普通鉄筋と同じ方法で取り扱うことができ、現場への輸送、現場施工中に皮膜を保護する特別な注意を必要としません。

各種鉄筋とめっき鉄筋との比較

普通鉄筋 エポキシ鉄筋 めっき鉄筋
付着強度 1 0.8 1以上
耐塩化物イオン ×
コスト ◎(1) ×(2) ◯(1.5)
犠牲防食作用 × ×
耐熱性 ×

弊社が選ばれる3つの理由

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01. 東日本、中部に対応可能

川崎と名古屋に拠点があるので、東日本、中部地方に対応が可能です。

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02. 短納期対応

日本で当社だけの自動めっき装置により短納期対応が可能です。

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03. 環境に優しいめっき

RoHS指令(ローズ指令)に対応した環境に優しいめっきを生産しています。

会社ご挨拶

工場写真

「ありがとう」と言っていただける仕事を

私たち日東亜鉛株式会社は、昭和34年に創立以来、また前身の小幡亜鉛鍍金(大正13年創業)から現在に至るまで100年近く、鋼管分野、建築分野や土木分野をはじめとして、お客様のニーズに対応した数多くの溶融亜鉛めっき製品を提供してまいりました。

溶融亜鉛めっきの歴史は、日東亜鉛の歴史。私たちは、そんな誇りを胸に、専業メーカーとして、限りある地球資源の有効活用のできる省資源技術として、現代社会に必要不可欠な「鉄」をさびから守り、暮らしのあらゆる場面に安心・安全をお届けすることを使命として邁進してまいります。

お客様はもちろん、地域の皆さま、取引先、協力会社の皆さま、みんなに「ありがとう」と言ってもらえる存在価値のある会社であるために、私たちは日々努力を惜しまず挑戦を続けてまいります。

会社概要

商 号 日東亜鉛株式会社
NITTO GALVANIZING CO., LTD.
事業目的 配管用鋼管、一般構造用鋼管、並び各種構造物の溶融亜鉛めっき加工
創 立 昭和34年10月1日
資本金 発行済 1億円(授権資本2億円)
代 表 代表取締役会長   本野 直彦
代表取締役社長   本野 晃司
本社及び
川崎工場
〒210-0866
神奈川県川崎市川崎区水江町4番3号
TEL:044(266)7881(代表)
FAX:044(288)4040
名古屋工場 〒476-0015
愛知県東海市東海町5丁目3番地
日本製鉄株式会社名古屋製鉄所内
TEL:052(603)2481(代表)
FAX:052(603)2483
従業員数 123名

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